令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強 (1)

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 I-5 (幸町北3号館 322講義室)

座長:奥山 雄介(長野工業高等専門学校)

[I-132] 一面せん断接着継手試験による低弾性接着剤の破壊形式と接着強度の評価

*今井 貴也1、タイ ウィサル1、中村 一史1、増井 隆2、上條 崇2、小林 明史2、平野 秀一3、政門 哲夫4、鈴木 啓之5、中川 健太6 (1. 首都大学東京大学院、2. 一般財団法人 首都高速道路技術センター、3. 首都高速道路株式会社、4. 日本エンジニアリング株式会社、5. 株式会社 ダイクレ、6. 株式会社 ITWパフォーマンスポリマーズ&フルイズジャパン)

キーワード:当て板、接着接合、一面せん断接着継手、低弾性接着剤、接着強度、破壊形式

鋼部材の断面欠損に対する当て板接着工法において,施工の効率化を図るため,一般のエポキシ樹脂接着剤より低弾性である,メチルメタクリエート系構造用接着剤の接着強度を,一面せん断接着継手試験により検討した.この接着剤は,硬化後の弾性係数が小さく,破断伸びが大きいため,はく離しにくい等の特徴を有する.一方,接着層が厚い場合の継手特性が不明確であるため,接着剤の厚さが接着接合部の接着強度と破壊形式に及ぼす影響を実験的,解析的に検討した.結果,接着剤厚が厚くなると,破壊荷重は小さくなり,鋼板の界面近くでの薄膜凝集破壊となった.はく離時の主応力の評価には,幾何学的非線形の影響を考慮する必要があるといえた.

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