[I-142] 断面欠損した鋼板にCFRPが接着された部材の圧縮特性に関する検討
キーワード:断面欠損、圧縮特性、真空含浸工法、炭素繊維シート、接着接合、はく離
本研究は,真空含浸(VaRTM)の成形技術を用いて,CFRPと既設鋼部材を一体化させる工法の適用性を検討したものである.片面に断面欠損を有する,板厚10mmの鋼板に対して,欠損率(20%,50%),欠損長さ(100,200mm),CFRPの配置(3ケース)がその耐荷力の回復に及ぼす影響を明らかにすることを目的として,実験的な検討を行った.その結果,断面欠損量と等価な剛性のCFRPを配置することで,全ての補修方法で性能が回復することが確かめられた.また,不陸修正後にCFRPを配置するケースでは,面外剛性が高くなるため,補修効果が最も高くなること,破壊はCFRPを圧壊が支配的であることがわかった.
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