[I-150] 長崎県瀬戸中央橋における10年間のワッペン式暴露試験(その2)
キーワード:耐候性鋼橋梁、暴露試験、腐食環境、腐食予測、維持管理
瀬戸中央橋は,大村湾から外海に通じる早岐瀬戸の海水路上に架かる鋼道路橋である.本橋では,長期的な構造安全性を確認することを目的として橋梁本体においてワッペン式暴露試験が実施された.同試験では,暴露開始から1年,3年,6年,10年時点でそれぞれ試験片を回収し,腐食量の分析ならびに長期腐食予測が予定され,平成31年1月に最終10年の回収分析が完了した.各暴露時点で予測した長期腐食量と最終の予測量を整理した.この結果,1年間の暴露試験では,腐食量のオーダーが参照できる結果が得られ,3水準(本橋では6年間)の暴露試験で概ね収束した腐食予測結果が得られることが明らかとなった.
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