令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

診断・補修・補強 (4)

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 I-5 (幸町北3号館 322講義室)

座長:小西 拓洋(東京都市大学)

[I-158] 鋼トラス橋の端横桁での仮支持による支承取替え復旧作業2

*阿部 淳一1、坂本 智明1、細川 真利1、國塚 信武2 (1. 北武コンサルタント、2. 北海道室蘭建設管理部)

キーワード:鋼トラス橋、有限要素解析、せん断座沓

2018年の北海道胆振東部地震により被災した鋼トラス橋の復旧工事において,端横桁の中間部で仮支持により支承を取り替えることとした.本論文は,復旧作業を安全にかつ適切におこなうために,事前に有限要素解析を実施し,横桁中間部での仮支持が桁全体への影響についての検討,および端横桁の破壊形態の検討を行った.検討の結果,端横桁の中間部での仮支持は,端横桁のウェブに大きな応力を発生させるが,橋梁全体への影響は小さいものとなった.端横桁の詳細な検討においては,垂直補剛材とウェブの隅角部より塑性化が始まり,ウェブ全体に塑性化が進行するとせん断座沓と考えられる挙動が生じた.

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