座屈・耐荷力（桁）

[I-174] 腐食劣化の生じた鋼I 桁橋の主桁数が耐荷性能に与える影響に関する検討

*有村 健太郎¹、久富 圭悟¹、舟山 耕平²、山口 隆司² (1. 株式会社オリエンタルコンサルタンツ、2. 大阪市立大学)

キーワード：鋼I桁橋、橋梁システム、耐荷性能、腐食

鋼Ｉ桁橋は複数の主桁が床版や対傾構，横構を介して連結されシステムとして挙動することから，複数ある主桁のうち一部の主桁に腐食が生じても，他の健全な主桁が腐食した主桁を補うように挙動することが考えらる．そこで，桁端部に腐食劣化が生じた鋼I桁橋において，主桁本数の違いが橋梁システムとしての耐荷性能に与える影響を全橋ＦＥＭモデルを用いて解析的に検討した．その結果，主桁本数が多いほど，橋梁システムとしての耐荷性能が向上することを定量的に明らかにした．