令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

非破壊評価

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 I-2 (幸町北3号館 312講義室)

[I-196] 温度ギャップ検出赤外線サーモグラフィ法による非貫通亀裂の検出に及ぼす亀裂開口幅の影響

*和泉 遊以1、上西 広粋1、阪上 隆英2、有馬 敬育3、溝上 善昭3 (1. 滋賀県立大学、2. 神戸大学、3. 本州四国連絡高速道路)

キーワード:赤外線サーモグラフィ、温度ギャップ法、鋼床版、ビード亀裂、非貫通亀裂

著者らはこれまでに,鋼床版ビード亀裂を迅速かつ効率的に検出する方法として温度ギャップ検出赤外線サーモグラフィ法(以下,温度ギャップ法)を開発した.本研究では,温度ギャップ法を鋼床版のビード非貫通亀裂の検出に適用することを目的とし,亀裂開口幅が異なる条件で温度ギャップ計測実験を行い,発生する温度ギャップと亀裂開口幅の関係を調べた.その結果,亀裂開口幅の増加に伴って,発生する温度ギャップが大きくなることを確認した.また本実験では温度ギャップ自体は亀裂最大開口幅が0.01mm程度の条件で明確に現れたことから,ある程度閉じた亀裂であっても温度ギャップ法による亀裂検出が可能であることが明らかになった.

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