[I-196] 温度ギャップ検出赤外線サーモグラフィ法による非貫通亀裂の検出に及ぼす亀裂開口幅の影響
キーワード:赤外線サーモグラフィ、温度ギャップ法、鋼床版、ビード亀裂、非貫通亀裂
著者らはこれまでに,鋼床版ビード亀裂を迅速かつ効率的に検出する方法として温度ギャップ検出赤外線サーモグラフィ法(以下,温度ギャップ法)を開発した.本研究では,温度ギャップ法を鋼床版のビード非貫通亀裂の検出に適用することを目的とし,亀裂開口幅が異なる条件で温度ギャップ計測実験を行い,発生する温度ギャップと亀裂開口幅の関係を調べた.その結果,亀裂開口幅の増加に伴って,発生する温度ギャップが大きくなることを確認した.また本実験では温度ギャップ自体は亀裂最大開口幅が0.01mm程度の条件で明確に現れたことから,ある程度閉じた亀裂であっても温度ギャップ法による亀裂検出が可能であることが明らかになった.
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