[I-197] 温度ギャップ検出赤外線サーモグラフィ法による非貫通ビード亀裂の形状評価
キーワード:赤外線サーモグラフィ、温度ギャップ法、鋼床版、ビード亀裂、非貫通亀裂
著者らはこれまでに,鋼床版ビード亀裂を迅速かつ効率的に検出する方法として,温度ギャップ検出赤外線サーモグラフィ法(以下,温度ギャップ法)を開発した.本研究では,温度ギャップ法を用いた鋼床版非貫通ビード亀裂の形状評価法を確立することを最終目的とし,その基礎検討として,亀裂を模擬したスリットを有する平板試験片を用いた温度ギャップ計測実験およびFEM解析を行った.その結果,非貫通亀裂の形状評価に対する温度ギャップ法の有効性が明らかになった.また,健全部の温度勾配で基準化した亀裂部の温度勾配ピーク値を用いることにより,温度条件に依存しない形状評価が可能であることが示された.
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