令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

疲労 (1)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 I-3 (幸町北3号館 314講義室)

座長:内田 大介(法政大学)

[I-204] 詳細調査結果を用いた鋼床版ビード貫通型き裂の進展性状分析

*平山 繁幸1、菊地 俊明2、入江 健夫2、窪田 光作3、村野 益巳1 (1. 首都高速道路技術センター、2. 国土交通省関東技術事務所、3. 前国土交通省関東技術事務所)

キーワード:鋼床版、ビード貫通型き裂、詳細調査、き裂進展

鋼橋では,定期点検で発見された塗膜われが詳細調査によってき裂と判断されると,発生部位やき裂長さ,進展の度合いを基に,補修の要否が判断される.維持管理を合理的に行うには,詳細調査の時期や補修・補強の要否を判断するための指標が必要と考えられるが,指標の設定には構造部位ごとにき裂の発生・進展の一般的な性状を把握しておくことが必要である.本稿では,合理的な維持管理の基礎資料として,詳細調査の結果を用いて鋼床版ビード貫通き裂の進展性状の整理を行った.対象橋梁は,複数年にわたって詳細調査が行われた橋梁4橋である.整理の結果,輪荷重がデッキ・Uリブ溶接線の直上付近に載った時に進展しやすいことを確認した.

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