令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

疲労 (2)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 I-3 (幸町北3号館 314講義室)

座長:判治 剛(名古屋大学)

[I-208] き裂部ボルト締めによるストップホールの疲労強度向上効果

*石川 敏之1、清川 昇悟2、中辻 亘2 (1. 関西大学、2. 横河ブリッジ)

キーワード:ストップホール、き裂部ボルト締め、応力集中、疲労強度

疲労き裂の応急対策であるき裂先端をドリル孔で除去するストップホール工法では,き裂が長くなるとストップホールの応力集中が高くなるため,き裂が再発する恐れがある.ストップホールをボルト締めする工法でも同様に,き裂が長くなるとストップホールの疲労強度の向上効果が低減する.これらに対して,筆者らは,ストップホールの応力集中を低減させる方法として,ストップホールだけではなく,疲労き裂も高力ボルト締めする方法を提案してきた.本研究では,き裂部ボルト締めしたストップホールを有する試験体の板曲げ疲労試験を実施し,き裂部をボルト締めすることによるストップホールの疲労強度向上効果を明らかにする.

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