[I-223] 3次元FEM解析による断層上における基礎構造物の損傷評価
キーワード:断層変位、基礎構造物、損傷評価
構造物を構築する際は断層を避けることが基本であるが,断層位置が明確でない場合も多く,構造物の重要度によっては断層変位の影響評価が必要な場合も想定される.本研究では断層直上に鉄塔基礎を構築する場合を想定し,断層変位による基礎の損傷評価を行うことを目的に,材料特性を非線形でモデル化した3次元FEMモデルにより解析を行った.解析ケースとしては横ずれ型,正断層型,逆断層型の3パターン行い,変位量30㎝で基礎の損傷を比較した.解析の結果,杭部の塑性ひずみについて,横ずれ型が最も厳しい条件となった.また,逆断層型の場合,コンクリートのひび割れの進展が他ケースよりも大きくなることを示した.
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