[I-229] 熊本地震により損傷したフーチングの破壊メカニズム推定に関する実験的検討
キーワード:熊本地震、フーチング、杭頭接合方法、せん断スパン比、破壊メカニズム
熊本地震で損傷したフーチングの破壊メカニズムを推定するために,供試体による載荷実験を実施した.その結果,フーチングの鋼管埋込み部付近で,実際にせん断耐力に寄与した有効高が設計で想定した有効高より小さく,構造上の弱点となったことが確認された.また,実橋は可動支承の擬似固定化により設計で想定した以上の地震時慣性力が作用したことに加えて,レベル2地震相当の繰返し交番荷重により,実験で確認された弱点部から損傷が進展したと推定された.
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