[I-232] 弾塑性FEM解析による既設ケーソン基礎のレベル2地震時損傷度評価
キーワード:耐震補強、ニューマチックケーソン、弾塑性FEM解析、せん断破壊、損傷度評価
市道緊急輸送道路に指定されている橋梁の耐震補強設計を行った。S45基準により設計されている本橋のケーソン基礎に対して、H24道示に基づく保耐法照査を実施した。照査の結果、ケーソン基礎はせん断破壊型かつ部材・安定照査を満足できず、補強が必要と判断された。しかし、河川内ケーソン基礎の補強は工事規模・費用が莫大となるため、ケーソン基礎の実形状での耐力を評価できる弾塑性FEM解析を実施し、現況耐力の精緻な照査を行うことにより補強回避を試みた。その結果、対象ケーソン基礎は曲げ破壊型で十分なじん性を有し、橋脚の補強を行っても耐力に余裕があることが確認できた。
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