令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

免震構造・デバイス (2)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 I-5 (幸町北3号館 322講義室)

座長:永田 聖二(電力中央研究所)

[I-249] 地震時における免震建物の衝撃緩衝装置の力学特性に関する解析的検討

*清水 裕介1、吉田 純司1、山田 健也2、竹谷 晃一1 (1. 山梨大学、2. 大日コンサルタント)

キーワード:免震建物、衝撃緩衝装置、衝突、積層ゴム支承、粘弾性モデル

免震建物では,長周期化することで地面との相対変位が大きくなり,周辺の非免震構造物との衝突が懸念されている.そこで本研究では,免震建物が周囲の構造物と衝突する際に衝撃を緩衝する装置を対象として,その力学特性について解析的に検討した.まず,建物と同一質量の質点が緩衝装置に自由落下する場合を想定し,その際の応答から装置の適切な力学特性を算出するための評価関数を提案する.次に,評価関数を最小化する装置のパラメータを実数値GAにより同定する.最後に免震建物の地震応答解析を行い,同定したパラメータの有効性を確認する.

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