[I-253] 落石防護擁壁等に設置される支柱の衝撃挙動に関する基礎実験
キーワード：堰堤・擁壁天端の防護柵、衝撃載荷実験、鋼製支柱、根入れ長、かぶり厚
急峻地形の堰堤および落石防護擁壁には土石流・巨石等の対策のため，天端部に防護柵を設ける事が多い．このような防護柵の現行設計法は落石対策便覧に基づき，落石衝撃力を静荷重として扱う許容応力度法であるが，設計上重要と考えられる，支柱の根入れ長に関する規定などは特にないのが現状である．本実験は，衝撃荷重載荷時の支柱の擁壁埋設部における深さ方向応力分布や破壊モードを明らかにする事で，落石時の最適な根入れ深さや最適かぶりに関する算定法などを目的とする基礎実験である．
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