令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

衝撃(実験) (2)

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 I-1 (幸町北3号館 311講義室)

座長:岡田 慎哉(国土交通省 北海道開発局)

[I-263] 張力作用時における塑性変形を考慮した緩衝機構の実験的研究

*西本 安志1、浮島 徹1、廣岡 宗一朗1、別府 万寿博2 (1. シバタ工業株式会社、2. 防衛大学校)

キーワード:緩衝材、ゴム、塑性変形、チェーンリンク、張力

衝撃な張力が作用するチェーンなどの索材には,必要に応じてゴムなどの衝撃緩衝材が組み込まれている場合がある.ここで,索材に衝撃力が繰り返し作用する場合には,弾性変形領域での安定的な挙動を有する緩衝材が期待される.しかしながら,作用する衝撃力が単一の場合には,塑性変形領域を考慮し確実でかつ高エネルギー吸収性能を示す緩衝材が期待される.そこで,塑性変形を期待した鋼製パイプとゴムを複合化した緩衝材をチェーンリンクと一体化した新たな緩衝機構に着目した.本研究では,この緩衝機構の静的力学特性とともに,衝撃力が作用するような高速度での載荷実験を行い,実供用時でも確実に機能を発揮できるかについて検証した.

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