令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

耐風・風工学 (1)

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 I-1 (幸町北3号館 311講義室)

座長:北川 徹哉(法政大学)

[I-279] 側面に開口部を有する矩形柱の空力特性と流れ場に関する研究

山本 宗一郎1、*市川 英和1、八木 知己1、王 嘉奇1、潮田 潤2、野口 恭平1 (1. 京都大学大学院工学研究科、2. 日本航空株式会社)

キーワード:バタフライウェブ橋、側面開口部、ギャロッピング、流れ場

側面に開口部を有するバタフライウェブ橋は,従来の橋桁橋と比べ空力振動が抑制されるが,そのメカニズムは解明されていない.本研究では,側面に任意形状の開口部を設けた矩形柱において,側面開口部がもたらす空力特性を検証するため,一連の風洞実験を行った.その結果,側面の開口部面積比率(OR)が大きくなるほど,ギャロッピング発現風速が高風速側へ移動することが分かった.また,ORが0.75の場合,ギャロッピングの励振力が最大になったが,これはORが大きくなるほど,静的状態における時間平均の剥離流れが桁後縁に接近し,ORが0.875の時,開口部断面において桁表面に再付着するためであると考えられる.

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