[I-282] 空力振動時斜円柱模型に作用する圧力特性の検討
キーワード:空力振動、風洞実験、斜円柱模型、圧力分布、位相平均
長大斜張橋のケーブルには,風による大振幅の空力振動が生じる可能性がある.その発現メカニズムの解明を目指し,風洞実験において空力弾性振動時の斜円柱模型に作用する圧力の測定とその特性の検討を行った.模型内部のMEMSセンサと,模型の変位を測定するレーザー変位計の出力は別々にサンプリングされる為,時刻同期を行った他,模型には振幅が最大で35°程度の軸周りのねじれ変位も生じるので圧力孔位置の補正も行った.振動1周期間における下断面の位相平均風圧係数分布と仕事率の時刻歴を算出したが,得られた測定結果からは空力振動発現が説明できておらず,今後は上断面や他の風速でのデータについても検討していく必要がある.
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