港湾・盛土の耐震

[I-29] 加振実験による岸壁控え組杭の杭間固化改良効果確認

*夏坂 亮太¹、小濱 英司²、伊藤 広高²、松村 聡²、水谷 崇亮²、森川 嘉之²、藤田 純逸³、下谷 勝規³ (1. 東亜建設工業、2. 港湾空港技術研究所、3. 東北地方整備局)

キーワード：組杭、矢板式岸壁、セメント固化改良、加振実験、横抵抗

杭間固化改良工法とは，組杭周辺地盤をセメント改良することで組杭の横抵抗増加を見込むものである．本研究は，杭間固化改良工法の実施工に向け，その効果を大型加振実験にて確認することを目的としている．そこで，実構造を考慮した断面を1/30スケールで再現し，３次元水中振動台による実験を行った．実験結果から，改良によって矢板および組杭上部工の水平変位は減少し，実構造物においてもその効果が期待できることを示した．