[I-306] 合理的な載荷状態を考慮した活荷重による4 径間長大吊橋の試設計
キーワード:多径間、吊橋、活荷重、ケーブルスリップ、合理化、設計
近年,吊橋の長大化に向けた構造形式として4 径間吊橋が採用されている.中国ではスパン1080m級の橋が2 本完成し,チリではスパン1155m のチャカオ橋が建設中である.これらの実例はいずれも活荷重の偏載に伴う過大なたわみを抑えるために,中央塔が逆Y 字形かA 字形になっているが,一方で中央塔の剛性を増すと塔頂部においてケーブルスリップが生じやすくなるという矛盾した問題に直面する.また,剛性を増すには鋼重増は避けられず,経済性を損なうことになる.本研究では既往の研究にて提案された多径間連続斜張橋に対する合理的な活荷重設計法を吊橋に適用して試設計を行い,これらの問題解決を試みた.
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