[I-308] 水平補剛材を追加した鋼桁のせん断載荷実験
キーワード:鋼I桁、せん断載荷実験、弾塑性有限要素解析、補強工法、限界状態設計法
著者らは,鋼橋の設計合理化へ向け,既設部材の一部塑性化を考慮した補強工法の開発を行っている.このとき,既設部材の耐荷性能を有効活用するためには,ピーク後を含めた塑性域での耐荷挙動を適切に評価,あるいは制御できるように改良する必要がある.本研究では,ウェブのせん断座屈が支配的となる既設鋼桁の補強方法を検討するため,水平補剛材を1段有する鋼桁のウェブに対して水平補剛材をボルト接合によって追加した鋼桁のせん断載荷実験およびそれを模擬する有限要素解析を行った.その結果,補剛材の剛度によってせん断座屈の発生・進展挙動が異なり,補剛材の局部座屈を伴うせん断座屈の進展によって耐荷力が低下することを確認した.
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