橋梁一般（設計・施工）

[I-310] 新設鋼ローゼ橋における耐震設計　―上信越自動車道　太田切川橋―

*松本 綾佳¹、西川 孝一¹、塩野 智也¹、伊藤 堅生¹、吉良 浩二²、江角 和之² (1. 東日本高速道路(株)　新潟支社、2. JFEエンジニアリング(株))

キーワード：鋼ローゼ橋、耐震設計、座屈拘束ブレース、四車線化事業

上信越自動車道（信濃町IC～上越JCT）では交通集中渋滞の緩和や冬期の円滑な交通確保を主たる目的として四車線化事業を進めている．妙高高原IC～中郷IC間に位置する太田切川橋は妙高山北地獄谷に源を発する1級河川太田切川を渡河する橋梁として，Ⅰ期線は鋼上路式逆ローゼアーチ橋形式で平成9年に開通している．これと並行したⅡ期線は地形の制約やⅠ期線との調和を重視しⅠ期線と同形式で計画され，平成30年に鋼桁架設が完了し，冬期休止明けから床版工事に着手している．本稿は新設の鋼ローゼアーチ橋において，制震デバイスである座屈拘束ブレースを導入する際の検討の流れ及び結果について報告する．