令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

ダムの耐震

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 I-2 (幸町北3号館 312講義室)

座長:佐藤 信光(水資源機構)

[I-322] ダム洪水吐ゲートに作用する動水圧の算定方法の違いがゲートの発生応力に及ぼす影響の検討

松本 陽介1、相沢 成樹2、*鈴木 翔3 (1. 東電設計、2. 東京発電、3. センチュリテクノ)

キーワード:洪水吐ゲート、ダム、動水圧、三次元動的FEM解析、耐震性能照査、発生応力

大規模地震時におけるダムの洪水吐ゲートに作用する動水圧を算定する方法は,ゲートの弾性挙動を考慮する方法と,そうでない方法があり,ゲートの耐震性能照査においては後者の方法が用いられることが多い.本研究では,各方法で算定した動水圧をローラゲートの解析モデルに作用させ,動水圧の算定方法の違いが,ゲートの発生応力に及ぼす影響について検討した.その結果、ゲートの弾性挙動を考慮しない方法の発生応力は弾性挙動を考慮しない方法の発生応力に対して1.5~3倍程度大きくなったことから動水圧の算定方法の違いにより,ゲートの耐震性の判断に差が生じる可能性が示唆される結果となった.

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