[I-322] ダム洪水吐ゲートに作用する動水圧の算定方法の違いがゲートの発生応力に及ぼす影響の検討
キーワード:洪水吐ゲート、ダム、動水圧、三次元動的FEM解析、耐震性能照査、発生応力
大規模地震時におけるダムの洪水吐ゲートに作用する動水圧を算定する方法は,ゲートの弾性挙動を考慮する方法と,そうでない方法があり,ゲートの耐震性能照査においては後者の方法が用いられることが多い.本研究では,各方法で算定した動水圧をローラゲートの解析モデルに作用させ,動水圧の算定方法の違いが,ゲートの発生応力に及ぼす影響について検討した.その結果、ゲートの弾性挙動を考慮しない方法の発生応力は弾性挙動を考慮しない方法の発生応力に対して1.5~3倍程度大きくなったことから動水圧の算定方法の違いにより,ゲートの耐震性の判断に差が生じる可能性が示唆される結果となった.
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