橋梁床版 (1)

[I-345] 角形鋼管を用いた軽量プレキャスト鋼コンクリート合成床版の輪荷重走行試験

*滝本 和志¹、田中 博一¹、大久保 宣人²、山本 将士²、東山 浩士³ (1. 清水建設、2. 日本ファブテック、3. 近畿大学)

キーワード：鋼コンクリート合成床版、プレキャスト、軽量コンクリート、角形鋼管、輪荷重走行試験

床版取替え工事における急速施工を目的に、軽量コンクリートと角形鋼管を用いたプレキャスト鋼コンクリート合成床版（PCa合成床版）の開発を行っている。これまでに、床版の耐荷力やずれ止め性能、継手性能を確認するための各種試験を実施してきた。本研究では、継手部を有する合成床版試験体の輪荷重走行試験を実施して、PCa合成床版の疲労耐久性について検討を行った。その結果、床版厚さの影響は変位の増加傾向と底鋼板のはく離状況に現れたが、最後まで破壊することはなく、かつ、継手部を含む試験体内部に有害なひび割れは発生しなかったことから、本PCa合成床版が高い疲労耐久性を有していることが明らかとなった。