[I-350] 高強度ねじ付きスタッドのずれ止め挙動に関する実験的研究
キーワード:スタッドボルト、摩擦接合継手、押抜き試験
合成床版の底鋼板継手部では,摩擦接合で使用するボルトがコンクリートに突出する構造となる.既往研究では,合成桁の摩擦接合継手を想定し,高力ボルトと頭付きスタッドを併用した継手部のずれ挙動に関する検討を行っている.しかし,ボルトのみでの検討は行っていない.本研究では,スタッドボルトを使用した合成床板の底鋼板継手部を想定した試験体により,そのずれ挙動の確認および合成効果が期待できる構造の開発を目的として押抜き試験を行った.結果,スタッドボルトのみよりスタッドボルトと頭付きスタッドを併用したケースは,頭付きスタッドもせん断力に対して抵抗するため,最大耐力が増加した.ただし,初期剛性は低下した.
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