[I-351] プレキャストPC床版の輪荷重走行試験による押抜きせん断破壊状況
キーワード:プレキャストPC床版、輪荷重走行試験、押抜きせん断破壊、疲労耐久性
複数の荷重条件でプレキャストPC床版が押抜きせん断破壊するまで輪荷重走行試験を実施し,各条件における走行回数と床版たわみの経時変化や床版切断面のひび割れ状況などのデータが得られた.ひび割れの特徴は荷重条件,ハンチ形状,床版支間長,PC鋼材径・間隔などのパラメータで異なる可能性もあるため,PC床版の共通的な破壊性状とするには今後も試験データの蓄積が必要である.また,490kNの荷重をかけた試験体は,圧縮側鉄筋部分の水平ひび割れ範囲が広く,圧縮鉄筋部分で二層化しており,490kNは荷重が大きく床版のうねりが大きくなるため,圧縮側鉄筋部分ではく離して二層化し,脆性的に早期に破壊に至った可能性がある.
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