[I-355] RC床版における水平ひび割れのメカニズム分析と鋼板接着の補強効果
キーワード:COM3D、RC床版、水平ひび割れ、ひずみ指標、鋼板接着
研究目的はRC床版における,水平ひび割れのメカニズム分析と鋼板接着の補強効果の定量的に評価である.輪荷重走行試験の再現解析を実施した結果,水平ひび割れは鉄筋とコンクリートにおける付着切れを起点に発生し,繰返し載荷時の開閉変形により鉄筋に沿って進展すると考えられた.また偏差ひずみの第2不変量による評価では,床版破壊に起因するような開閉量が大きいひび割れの発生時期を推定できたと考えられた.鋼板接着の補強効果は,樹脂の付着の有無によって検討した.補強前後のたわみ比は,付着がある場合は30~50%,剥離を想定する場合は約70%となった.また補強により水平ひび割れ発生相当のひずみが低減された.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。