[I-366] 動的水平載荷を受けて損傷した鉄筋コンクリート部材の崩壊挙動
キーワード:鉄筋コンクリート、地中構造物、崩壊、せん断破壊、冗長性
側方地盤が存在する地中の多連多層ラーメン構造物のように高い不静定性を有する場合、部分的損傷が全体としての限界に直結しない可能性がある。こうした冗長性の評価方法を構築するための基礎的な実験を実施した。具体的には、動的な水平載荷によって鉄筋コンクリート部材・架構に損傷を与え、鉛直荷重を支持できなくなって崩壊する瞬間の挙動を調べた。その結果、部材の崩壊が発生する前に厚さ方向に10mm以上の膨張が生じていることが確認された。このことから、鉛直荷重を支持する耐力の低下には、部材厚増分が密接に関係していると推察される。
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