[I-375] Investigation of salt particles collection efficiency of dry gauze method by computational fluid dynamics
Keywords:dry gauze method, airborne salt, CFD, LES, maintenance of bridges
飛来塩分は鋼材の腐食を促進する最重要因子の1つであり,鋼橋の塗膜の種類や厚さも架橋地点の飛来塩分量から決定されるため,あらかじめ架橋地点の飛来塩分量を正確に把握しておく必要がある.ドライガーゼ法は,日本国内の飛来塩分観測において広く用いられている観測法であるが,その塩分の捕集効率は明らかになっておらず,真の飛来塩分量を獲得できているのかも不明である.本研究ではドライガーゼ法の塩分捕集機構に着目し,CFDを用いることでドライガーゼ法の塩分捕集効率の算出を試みた.その結果,ドライガーゼ法の捕集効率は一定値ではなく,風速,風向,および塩分粒子の粒径に応じて変化することが明らかとなった.
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