令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持・管理(環境)

2019年9月5日(木) 08:40 〜 10:10 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:永田 和寿(名古屋工業大学)

[I-375] 数値流体解析によるドライガーゼ法の塩分捕集効率の検討

*坪倉 佑太1、野口 恭平1、八木 知己1 (1. 京都大学)

キーワード:ドライガーゼ法、飛来塩分、数値流体解析、LES、維持管理

飛来塩分は鋼材の腐食を促進する最重要因子の1つであり,鋼橋の塗膜の種類や厚さも架橋地点の飛来塩分量から決定されるため,あらかじめ架橋地点の飛来塩分量を正確に把握しておく必要がある.ドライガーゼ法は,日本国内の飛来塩分観測において広く用いられている観測法であるが,その塩分の捕集効率は明らかになっておらず,真の飛来塩分量を獲得できているのかも不明である.本研究ではドライガーゼ法の塩分捕集機構に着目し,CFDを用いることでドライガーゼ法の塩分捕集効率の算出を試みた.その結果,ドライガーゼ法の捕集効率は一定値ではなく,風速,風向,および塩分粒子の粒径に応じて変化することが明らかとなった.

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