令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持・管理(腐食)

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:坂本 達朗(鉄道総合技術研究所)

[I-381] 球状黒鉛鋳鉄の大気暴露試験とさびの評価

*土手 一朗1,2、桑原 裕樹1、椎本 圭一1、甲斐 信博1、貝沼 重信2 (1. 日之出水道機器(株)、2. 九州大学)

キーワード:球状黒鉛鋳鉄、大気暴露試験、初期腐食、さび

球状黒鉛鋳鉄を橋梁等の大規模構造物に適用するには、大気環境における腐食挙動の定量的把握が重要である。先行研究では、大気環境における球状黒鉛鋳鉄の腐食速度は普通鋼よりも遅く、その理由として球状黒鉛鋳鉄の初期腐食が普通鋼よりも早期に進行することで緻密なさび層を形成する可能性が示された。本研究では、球状黒鉛鋳鉄の大気暴露試験を行うとともに、大気環境下で生成する球状黒鉛鋳鉄のさびに着目し、電気化学分析や元素分析、X線分析等を用いて評価を行った。

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