[I-386] 無塗装耐候性鋼継続使用処理法に関する基礎試験3年目結果
キーワード:耐候性橋梁、腐食、素地調整、塩分、補修、維持管理
耐候性鋼材は,緻密な保護性さびが生成し腐食速度を低減する特徴を持ち,耐候性鋼橋梁の多くは良好なさび状態を保持できているが,長期使用では塩害や凍結防止剤を含む漏水などが鋼材に影響を与え,期待通りの防食性能が発揮できない場合がある.異常さびが生成した場合,塗装での補修が一般的になりつつあるが,腐食原因が恒久的に排除できる場合は,塗装での補修を行わなくても長期的な無塗装での継続使用の可能性があると考えられている.そこで,異常さびを生じさせた耐候性鋼材を用いて,原因を排除できる環境と排除できない環境にて,素地調整,さび中の塩分除去程度を変えた水準で,評価試験を実施した.その34ヶ月目の結果を報告する.
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