令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持・管理(耐候性鋼)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:楊沐野(九州大学大学院)

[I-388] 島根県内耐候性鋼橋梁における水洗レス工法試験施工3年経過調査

*落部 圭史1、松本 洋明1、今井 篤実1、大屋 誠2、武邊 勝道2、広瀬 望2、三輪 宏和3 (1. 日鉄防食、2. 松江工業高等専門学校、3. 三建技術)

キーワード:耐候性鋼橋梁、水洗レス工法、腐食抑制剤、特殊有機ジンクリッチペイント、補修塗装、維持管理

耐候性鋼橋梁の多くは概ね良好なさび状態を形成している.一方で,塩害や凍結防止剤による影響等で必ずしも期待通りの防食性能を発揮できない橋梁もある.近年,耐候性鋼橋梁について,架設された地域の環境に適した維持管理の必要性が議論されているものの,具体的な維持管理(詳細調査-補修設計-補修-補修後経年調査)を一貫して実施した事例は少ない.島根県益田市の架橋後33年経過したさび安定化補助処理が施された耐候性鋼橋梁を対象とし,補修(試験施工含む)後3年が経過した調査結果から,提案工法である水洗レス工法と鋼道路橋防食便覧の基準を満たす水洗工法は,良好な塗膜状態であり優位な差は見られないことを確認した.

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