令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持・管理(耐候性鋼)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:楊沐野(九州大学大学院)

[I-393] 3次元計測装置を用いた耐候性鋼橋梁のさび外観評価手法の一提案

*荒川 淳平1、新村 稔2、橋本 国太郎3、前田 諭志1、鈴木 克弥4、中辻 亘4 (1. 横河ブリッジホールディングス、2. セイコーウェーブ、3. 神戸大学大学院、4. 横河ブリッジ)

キーワード:3次元計測装置、耐候性鋼橋梁、さび外観評点

耐候性鋼橋梁の目視によるさび外観評価基準のうち,今後の処置の要否判断の基準となる外観評点2か3の判定が最も重要である。一方,目視点検は定量的かつ客観的な評価手法とはいえない。そこで本研究では,さび外観を数値化可能な3次元計測に着眼し,耐候性鋼のさびの状態を定量的かつ客観的に評価する手法を構築する目的で,各外観評点に相当するさび表面凹凸の3次元計測を行った。その結果,熟練技術者の近接目視によるさび外観評価と3次元計測との妥当性を確認し,外観評点2と3の閾値を設定した。本計測手法は定量的かつ客観的であり,当該閾値に基づく評価により,点検者の技術力や経験の差に関係なく適正な判断が可能となる。

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