維持・管理（鋼素地調整）

[I-395] Applicability examination of coating film release agent to tar epoxy resin coating

*森田 堅次¹、奥田 康三¹、上松 泰介¹ (1. 中部電力)

Keywords:Coating film release agent, Tar epoxy resin coating, surface preparation

土木鋼構造物の塗替塗装では，旧塗膜の剥離と素地調整作業および発生する産業廃棄物の処理に伴う費用が多くを占め，これらのｺｽﾄﾀﾞｳが求められている。近年，橋梁の塗替塗装では，ﾌﾞﾗｽﾄ処理に代わり塗膜剥離剤の活用が進んできている。ﾀｰﾙｴﾎﾟｷｼ樹脂の塗替塗装に剥離剤を用いることでｺｽﾄﾀﾞｳﾝが期待されるが，剥離剤の種類や旧塗膜構成による剥離性能の違い，再塗装塗膜への影響は明らかになっていないため，その適用性を検討した。塗装仕様で異なるが，1回の剥離剤塗布で300～450μm程度剥離可能であったこと，再塗装塗膜の影響では，ｱﾙｺｰﾙ系剥離剤は影響はなかったが，水系では付着性が低下した。