[I-396] 加熱による鋼橋高力ボルト継手部の防食塗膜剥離施工法の提案
キーワード:維持管理、防食塗装、塗膜剥離、高力ボルト、加熱
鋼橋の防食塗装更新において,劣化した旧塗膜を効率的に除去する技術が要求される.既往の動力工具や塗膜剥離剤では,狭隘で複雑な構造部位における施工が困難な場合がある.これに対し,種々の形状に適応可能かつ高精度な温度管理が可能なセラミックヒーターを用い,比較的低温の加熱により塗膜を剥離する技術の開発を試みている.本稿では,高力ボルト継手部に適用するために試作した加熱装置を用い,多数のボルトを有する供試体に対し塗膜剥離施工実験を実施した.施工性およびボルトの緩み抑止の観点から,塗膜剥離のための加熱温度を200度とし,加熱領域と塗膜剥離領域を隣接させず,加熱と塗膜剥離を並行して施工する方法を提示した.
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