継手 (1)

[I-416] 溶射を施したフィラープレートを有するボルト継手の導入軸力試験

*斉藤 雅充¹、南 邦明²、横山 秀喜²、村上 貴紀³、笹田 航平¹ (1. 鉄道総合技術研究所、2. 鉄道建設・運輸施設整備支援機構、3. 宮地エンジニアリング)

キーワード：高力ボルト、フィラープレート、溶射、ナット回転法、リラクセーション

フィラープレートを有するボルト継手の適用により，鋼橋の継手数を低減可能である．本研究では，溶射を施し，かつ，フィラープレートを有するボルト継手における締付け時のナット回転量の適用性を検証するため，導入軸力試験およびリラクセーション試験を実施した．試験の結果，フィラーを有する継手は，同じナット回転量で，フィラーがない継手と同等の軸力が導入される一方，リラクセーションによる軸力低下が大きくなる傾向にあることが確認された．このことから，M22のボルトにおいては，既提案値を超える回転量が必要であることが明らかとなった．