[I-420] 高力ボルト摩擦接合継手のすべり後の荷重低下を再現する簡易的なFEM解析手法の一提案
キーワード:高力ボルト摩擦接合継手、すべり、荷重低下、摩擦係数、解析モデル化、FEM解析
高力ボルト摩擦接合継手のすべり挙動を対象とした著者らのFEM解析では,すべり後の荷重低下が再現されない,ボルト軸部とボルト孔の接触による支圧の開始までに荷重が上昇するという点で,実挙動との整合性を向上させる余地がある.この2点について検討を行った結果,ワッシャー・連結板間の摩擦係数を他の部位の0.01倍から0.001倍程度とすること,母板端部の強制変位で引張荷重を与えるとき,強制変位量と摩擦係数を適宜調整することで,実験で得られるすべり後,支圧状態になるまでの荷重低下を伴う荷重-相対変位関係をFEM解析で簡易的に再現できることを示した.
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