継手 (2)

[I-422] 母板表裏面で接触面仕様が異なる高力ボルト継手の適用性

*田村 洋¹、南 邦明²、内田 大介³、濱 達矢⁴ (1. 横浜国立大学、2. 鉄道建設・運輸施設整備支援機構、3. 法政大学、4. 三井E&S鉄構エンジニアリング)

キーワード：高力ボルト摩擦接合継手、異種接合面継手、接触面、軸力低下、すべり係数

本研究では，母板表裏面で接触面仕様が異なる異種接合面継手を対象とした高力ボルト摩擦接合継手試験体のリラクセーション試験とすべり耐力試験を行い，既報の結果も参照して，母板表裏面で接触面仕様が異なる継手の適用性を検討した．その結果から，接触面が「ブラスト仕上げ」と「厚膜型無機ジンクリッチペイント」，「屋外自然環境曝露で発せいさせた赤さび面」と「厚膜型無機ジンクリッチペイント」の組合せであれば，設計すべり係数値を0.40（粗面状態相当）として適用可能であると結論付けた．