継手 (2)

[I-423] 母板と連結板で接触面仕様が異なる高力ボルト継手の適用性

*茂呂 充¹、田村 洋²、南 邦明³、吉岡 夏樹⁴ (1. 長大、2. 横浜国立大学、3. 鉄道・運輸機構、4. 駒井ハルテック)

キーワード：高力ボルト摩擦接合継手、異種接合面継手、接触面、軸力低下、すべり係数

本研究では，母板と連結板で接触面仕様が異なる異種接合面継手を対象とした，高力ボルト摩擦接合継手試験体のリラクセーション試験ならびにすべり耐力試験の結果からその適用性を検討した．その結果から，「縦回転式動力工具で仕上げた接触面」または「さび促進剤により赤さびを発せいさせた接触面」を含む継手は0.40程度の設計すべり係数の下で適用してもよいと考えられること，「ブラスト仕上げによる接触面」を含む継手も0.40程度の設計すべり係数の下で適用できる可能性があることを述べた．