[I-426] 間接連結を適用したフィラーを有する高力ボルト摩擦接合継手のすべりおよびすべり後挙動に関する実験的研究
キーワード:フィラー、高力ボルト摩擦接合継手、間接連結、すべり後挙動
平成29年に道路橋示方書が改訂され,高力ボルト摩擦接合継手ではすべり後に対する照査も必要となった.摩擦接合のすべり後を支圧接合と想定した場合,フィラーを有する摩擦接合継手に対して,支圧接合継手の規定である間接連結の適用が問題となるが,検討されていない.本研究では,間接連結が継手のすべりおよびすべり後挙動に与える影響を明らかすることを目的に,フィラーを有する高力ボルト摩擦接合継手の引張試験を実施した.その結果,間接連結により,フィラーの挿入によるすべり荷重と最大荷重の低下を抑えられた.しかし,ボルト本数を割増す場合,連結板とフィラーをともに延長して,全てのボルトを継手内に入れる方が望ましい.
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