令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

継手 (3)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 I-5 (幸町北3号館 322講義室)

座長:上仙 靖(土木研究所)

[I-430] 既設耐候性鋼橋におけるさびの介在する高力ボルト摩擦接合継手の耐久性

*秋山 慎一郎1,2、平野 雄大3,2、小林 裕介2、田中 俊介4、小野 秀一4 (1. 株式会社 復建エンジニヤリング、2. 公益財団法人鉄道総合技術研究所、3. 東日本旅客鉄道株式会社、4. 一般社団法人 日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所)

キーワード:耐候性鋼橋、耐候性鋼材、さび、摩擦接合、すべり耐力、耐久性

耐候性鋼橋は,補修・補強の需要が高まっている.既設耐候性鋼橋の浮きさびを除去し,残存している固着した内層さびの介在する状態で補修・補強部材を摩擦接合した継手では,さびの凹凸部からの腐食因子の浸入などにより,すべり耐力が変化することが想定される.本検討では,腐食促進した継手試験体と腐食促進していない継手試験体を用いたすべり試験とリラクセーション試験を実施し,内層さびの介在する摩擦接合継手の腐食によるすべり耐力とボルト軸力低下率の変化を調べた.その結果,ボルト軸力の低下率は,継手の腐食により大きくなる一方で,すべり耐力は,継手の腐食により高まる傾向があることがわかった.

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