[I-434] 片面施工された高力ボルト摩擦接合当て板の力学的挙動に関する基礎的研究
キーワード:当て板工法、片面当て板、面外変形
腐食した鋼部材の補修方法の一つに高力ボルト摩擦接合を用いた当て板工法がある.本工法のうち,狭あいな箇所や片側のみに腐食がある場合は,片面施工の当て板(片面当て板)とすることが多い.一方,片面当て板は偏心により面外変形が生じる.この影響を検討するため本研究では,両面および片面当て板とした供試体の引張載荷実験,これに加えて母板の面外変形を拘束したFEM解析を実施した.実験および解析結果から,片面当て板は面外変形により曲げが生じる.これにより,両面当て板と比較して,すべり荷重および当て板の荷重分担率が低下した.面外変形を拘束すると曲げが抑えられ,曲げの影響は軽減されるため,すべり荷重等は増加した.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。