[I-441] 建設後26年経過した実橋から採取した現場継手部の高力ボルトのX 線による応力測定
キーワード:X線回折法、高力ボルト、ボルト軸力、応力測定、非破壊検査
鋼橋が衝突などの損傷を受けた際,高力ボルトの残存軸力を早急かつ適切に診断することが重要である.これまでX線残留応力測定装置によるボルト軸力の非破壊評価を試み,ボルト軸力と頭部の応力値に相関性が確認されたが測定データの信頼性の向上が必要であったため,本研究では実橋から採取した現場継手部の高力ボルト数の応力測定データの評価を実施した.測定結果より,添接板内のボルト位置と応力値には相関性がなく,輪荷重などの外力による応力値への影響は小さいことおよび小型試験体の応力値と差が±2σ程度以内であった.さらに屋外・屋内での測定結果より,屋外においてもある程度の信頼性で応力測定が可能であった.
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