令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

継手 (4)

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 I-5 (幸町北3号館 322講義室)

座長:南 邦明(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)

[I-442] 主桁および連結板の断面構成が桁接合部のモーメント分担率に及ぼす影響

*佐倉 亮1、山口 隆司1、青木 康素2、森山 仁志3 (1. 大阪市立大学、2. 阪神高速道路(株)、3. 熊本大学)

キーワード:I桁接合部、ウェブクリアランス、曲げモーメント分担率、断面構成

道路橋示方書におけるI桁摩擦接合部のウェブ継手最外縁ボルト本数は,ウェブ最外縁から第1と第2ボルト列の中間までの作用応力の合計に対して決定される.鋼製橋脚では,ウェブクリアランス部の応力のフランジ分担を考慮した設計も可能とされており,ウェブ列数の削減が可能である.また, I桁への適用も可能とする文献もあるが,適用できるI桁断面形状や連結板形状についての詳細な検討はなされていない.本研究では,数値解析によりウェブクリアランス部の応力分配挙動を調べ,I桁および連結板の断面構成が桁接合部のモーメント分配特性に及ぼす影響を評価し,主桁・連結板の断面構成はモーメント分担率に大きく影響することを示した.

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