[I-445] 改良補強板により縦継ぎをした鋼矢板の曲げ性能検証
キーワード:鋼矢板、縦継ぎ、溶接
空頭制限や輸送制約がある施工現場において鋼矢板を打設する際には,短尺の鋼矢板を材軸方向に接合する「縦継ぎ」が必要となる.一般に縦継ぎは現場溶接にて行われ,継手を除く鋼矢板断面同士を完全溶け込み溶接し,継手の断面欠損を補うため補強板をすみ肉溶接により取り付ける方法が採用されている.しかし,鋼矢板の大断面化が進むにつれて,ウェブ補強板が大型化し,重量増加による作業性の低下や現場溶接時間の長期化を招いている.このような背景から,ウェブ補強板を軽量化した仕様を対象として,縦継ぎをした鋼矢板の曲げ性能を検証した.その結果,いずれの仕様についても母材と同等以上の剛性・耐力を発揮することを確認した.
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