[I-45] ボルト接合部滑りを考慮した部分鉄塔模型の振動台実験と再現解析
キーワード:送電用鉄塔、ボルト接合部滑り、振動台実験
2011年東北地方太平洋沖地震を契機に,大規模地震に対する送電用鉄塔の耐震性評価が要求されている.本研究では,ボルト接合部滑りに着目し,これを考慮した耐震性評価法の確立を目的としている.本稿では,接合部滑りが構造物全体の地震挙動に及ぼす影響の把握と接合部滑りを考慮した数値解析モデルを構築するため,部分鉄塔模型を用いた振動台実験を実施した.実験から,接合部滑りにより減衰定数が増加すること,部材軸力や応答加速度が減少することを確認した.有限要素法を用いて,接合部滑りの構成則を有するトラス要素と軸力以外を伝達するはり要素の二重要素で接合部をモデル化し,実験の再現解析により本モデルの妥当性を確認した.
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