維持・管理（一般）

[I-97] 中央アジアの道路・橋梁維持管理に関する調査

*松尾 優子¹、和田 隆宏²、小幡 卓司³ (1. 苫小牧工業高等専門学校創造工学科、2. 北海道土木設計株式会社、3. 北海学園大学)

キーワード：中央アジア、橋梁維持管理、技術支援

橋梁の長寿命化対策は全世界的な問題であり、開発途上国においては経済、技術不足の背景からより深刻な問題である。そのため、ODA事業においても橋梁の維持管理技術の向上が期待されている。本論文では、中央アジア（キルギス、タジキスタン）に着目して、開発途上国で行われている道路、橋梁整備における調達～工事管理の現状を調べ、橋梁の修繕補修がどのように行われているかを調査した結果をまとめたものである。

キルギス、タジキスタンでは、日常的な点検業務、台帳等のデータ化が行われてきているが、点検結果から適切な修繕方法を判断できる技術者が不足しており、過去の修繕例においても、適切とは言えない事例が目立った。