令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持・管理(一般)

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:長坂 康史(川田工業株式会社 四国工場 橋梁技術課)

[I-98] 橋梁床版水切り部材の密着性評価

*岩本 達志1、秋山 好広2、佐藤 浩幸3、赤嶺 健一1 (1. IHI、2. IHIインフラ建設、3. IHI検査計測)

キーワード:水切り、床版、密着性

近年橋梁では,ライフサイクルコスト抑制のため高い耐久性が求められているが,構造上の弱点部位が存在し維持管理の課題となっている。その1つであるコンクリート床版水切り部の対策として,水切り部を補修後に塩ビ製の部材を接着剤で後付けし,コンクリートのかぶり厚を確保しつつ水切り機能を付与する方法が用いられているが,この水切り部材は特徴的な形状のため,通常の引張試験での密着性評価が難しかった。そこでここでは,JIS規格を参考にした90度引きはがし粘着力測定で評価を試み,その結果,設置後初期段階で水切り部材の剥落は生じにくいこと,モルタル,接着剤と水切り部材の密着性が良好であることを確認できた。

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