令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持・管理(一般)

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:長坂 康史(川田工業株式会社 四国工場 橋梁技術課)

[I-99] 気象データを用いた多主桁鈑桁橋の結露評価

*今井 亮太1、宮宗 哲也2、田島 啓司3、麻生 稔彦1 (1. 山口大学大学院、2. 大林組、3. エム・エムブリッジ)

キーワード:鈑桁橋、結露、逆距離荷重法

鋼橋を長期使用するにあたり,耐久性確保のために腐食には十分注意しなければならない.鋼橋の腐食は,酸素と水分が存在する環境下で発生する.水分の供給方法は様々あり,その中の一つに結露がある.結露は鋼橋において一般的な水分の供給方法であるが,結露に関する研究は少ない.そこで,鋼橋の腐食要因の一つである結露に着目し,対象橋梁の温湿度と桁温度を計測し,結露の簡易的な評価を行った.また,逆距離荷重法を用いて,対象橋梁の結露環境の簡易的な評価も行った.本研究より,逆距離加重法による結露の推定は,橋梁が架設されている場所の結露環境の傾向を桁温度が露点温度を下回る回数で概ね評価することが可能であると考える.

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