都市の水災害 (2)

[II-104] 春日井市における下水道内水位計測とその浸水予測への適用

*村瀬 将隆¹、大矢 航平²、武田 誠¹、矢神 卓也³、高橋 俊彦⁴ (1. 中部大学、2. 東海旅客鉄道株式会社、3. 株式会社建設技術研究所、4. 株式会社カジマアイシーティ)

キーワード：都市浸水、モニタリング、現地観測、春日井市、下水道、内水氾濫

近年，局地的大雨により内水被害が多発しているが，詳細な内水氾濫の発生メカニズムは明らかにされていない．したがって、内水氾濫のメカニズムおよび内水対策を検討するために下水道内水位を観測することは非常に重要である．本研究では，愛知県春日井市の下水道内に水位計を設置し，降雨時の下水道内水位を観測した．現地観測により，各地点の降雨と下水道内水位の関係を検討した．実効雨量という指標を用いて，下水道内の水位データとの関係を整理し，高い相関性があることを示した．それにより，観測所の降雨データから各地点の浸水予測が可能になると考えられる．